10月30日配布メールマガジン

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知財テラス特許事務所 『経営者の知恵』メールマガジン
(今回は、知的財産権とは)
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※このメールマガジンは、「知財テラス特許事務所」が、不定期に送信させていただいています。
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知的財産権とは、土地などの不動産や自動車、製造機械などの動産と同じように財産の一つにあげられるものです。

特許権、商標権、著作権などといった方がわかり易いかもしれません。
これらは、いずれも人が知恵を絞って考え出したものであるため知的財産権といわれます。また、形が無いので無体財産権ともいわれます。

これらの内、特許権、商標権は特許庁によって審査され登録されることにより権利が発生します。一方、著作権は創作された時点で、登録手続をしなくても権利が発生します。

特許権は、出願してから２０年間日本国内で特許権者が独占的に特許品を実施できる権利で、これを真似した者が現れた場合には、損害賠償を求めることができます。権利は出願してから２０年ですから、できるだけ早く権利化することが大切です。

商標権は、お客様の商品やサービスの選別の手がかりとなるものなので、所定の手続をとることにより永久に権利が認められます。「ＴＯＹＯＴＡ」等の社名商標は、「ハウスマーク」といわれ、「カローラ」等の商品商標は、「ペットマーク」といわれます。

著作権は、著作者の死後５０年まで権利が認められます。その趣旨は、著作者の子・孫の代まで保護してあげようという趣旨です。特許の場合は、産業上有用な発明を世の中にオープンにした人に、所定の期間だけ保護し、その後は世の中の人にその技術を広く使ってもらうという趣旨から、出願から２０年間に限定されています。

特許品は、私たちの日常にたくさん存在します。例えば、豊橋農業高校の生徒が発明した「四角いメロン」などもその一例です。ただ単に四角い枠の中でメロンを育てた場合には、枠がはじけてしまいます。枠を金属製にするとメロンの網目がつぶれてしまいます。網目がつぶれないように、金属製の箱の中に緩衝材を貼って成長させることが技術のポイントです。

コンビニで販売されている「おにぎり」にも実は特許が付与されています。どんな特許でしょう。ちょっと考えてみてください。（答えは一番下に）

「こしひかり」というが商標が中国で中国人により登録されてしまいました。日本の「こしひかり」の質の高さに目をつけた中国人が、商標登録すると同時に「こしひかりの種」を日本から輸入し、こしひかりの育成事業を拡大しているようです。現在、日中間で交渉が繰り返されていますが、なかなか厄介な問題です。

「北大路魯山人」が没後５０年を迎えます。まだまだ著名性もあり、ご遺族の方を何らかの形で保護してあげる必要が感じられます。こうした場合には、不正競争防止法が活用されます。

今回は、ここまでとさせていただきます。

弁理士という仕事柄、知的財産権に限定してメールを遅らせていただきます。
会社の朝礼などの、話のネタとしてください。

このような、メールがご迷惑な場合は、送信を停止しますので、
a0aoz0a@gmail.comまで、ご連絡下さい。

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知財テラス特許事務所
弁理士・一級建築士 青山秀夫
mail : a0aoz0a@gmail.com
url : http://www.ipter.jp/
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答え「おにぎりを包む海苔をフィルムであって、フィルムを半分はがしておにぎりをつつみ、のりがぱりぱりの状態でおにぎりが食べられるようにする、海苔をはさむフィルム」